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EventHubs Capcom Cup 2017直前インタビューシリーズ:Phenom

翻訳元:EventHubs、2017年11/12公開

「ネカリを弱体化してくれればいいね、そうすればキャラ変えせざるをえないから」
- Phenom、ストリートファイターVの変更希望点やキャラ選びなどについて語る。


(引用元:EventHubs


 Capcom Cup 2017が徐々に近づいてきている、そして出場するプレイヤー達はその大舞台で自分たちの力を発揮する準備ができている。

 このイベントをアツいものにするため、Capcom Cup出場権を得たプレイヤー達に接触し、できるだけ多くのインタビューをお届けしたいと思う。
 今回はノルウェーの若き天才、BX3所属のPhenom。このインタビューで彼は、キャラ選びのプロセス、競争の激しくない地域に住みながら成功することについて語ってくれた。




MajinTenshinhan:ストIVでは、ほとんどベガだけ使ってたね。ストVではほとんどの場合はネカリを使っているものの、あちらこちらでベガを使うのを目にするし、最近では時々ガイルも使ってるね。
 ゲームプレイという点において、キャラを選ぶ際にキャラの何を見てる?近いうちに君が大会で使うのを新たに目にするかもしれないキャラはいる?

Phenom:そのキャラがそのゲームでの勝ち方に合っているかについて、どのぐらい満足するかで決めるようにしてるよ。シーズン1でははじめベガを使って成功した、だけどその時ベガはめちゃくちゃ弱かったからサブキャラとして使っていたネカリをメインにしたんだ。
 今現在はネカリをやめて他のキャラに変える必要は感じてないね、ただ他のキャラで遊んだりするけどね、ネカリがつまんないから。
 ネカリを弱体化してくれればいいね、そうすればキャラ変えせざるをえないからね。でも今は問題ないよ。

MajinTenshinhan:殆どのストVトッププレイヤーと比べると、君の地元には本当にわずかしか練習する相手がいないよね。上にいくためにどうやってるの?

Phenom:基本的には他のヨーロッパのプレイヤーとのオンライン対戦だね。ヨーロッパでは普通のことなんだけど、全部の組み合わせでハイレベルな対戦がいつでもできるってワケじゃない、だからそういうキャラ対についてはたくさん動画を見てトレモしなきゃいけないんだ。
 対戦中に色々試したりもするよ。

MajinTenshinhan:君のプレイスタイルで傑出している大きな点、リスキーな行動を通す、それが君をビッグにしたね。飛びや昇竜、コマ投げなどを通すために、一体どうやって相手を動かしてるの?

Phenom:(笑)なんでそれをバラさなきゃいけないの?うーん、本当のところは・・・未来が視えるのさ。

MajinTenshinhan:君がストVについてどう思っているかは別にして、君はストVでとてもうまくいっているよね。けどストIVのトッププレイヤー皆がみなそんなにラッキーなわけじゃない。
 ストIVシリーズからストVみたいに、違うゲームへとうまく切り替えるのに一番大事なことは何だと思う?

Phenom:こういうことを説明するのはそんなに上手じゃないんだよね。ただ単に、ゲームの核となる仕組みの違いを理解するということさ。
 例えば、立ち合いでの立ち回りの違いとかね(訳註:原文は "the difference in the neutral game" = neutralな試合での違い。neutralは五分の状況、というような意味)。ストVでは、相手の行動を潰すように動かなきゃいけない、どうやって相手が近づこうとしているか読んで、それに対応しなきゃいけない。
 だから、そう、いつダッシュや飛びをすべきか、いつボタンを押すべきか、とか、それが重要なのさ。相手のリズムを読んで、相手の行動に対応するための自分の選択肢を知り、そして読みを通す、主にそこに基づいてる。
 要は、ストIVはストVに比べてより対応型のゲームだったから、沢山ある行動に対して応じて対応できてた、一方でストVの立ち合いではもっともっと読みに頼ることになる。
 それが、ストIVから移る時に慣れなきゃいけない違いだね。

MajinTenshinhan:来年頭に出るストリートファイターVアーケードエディションではどんな変更をして欲しいと思ってる?

Phenom:たくさん変更して欲しいところがあるよ。まずは、入力遅延を減らすことだ。それでダッシュや飛びに反応するのが簡単になるだろう。
 次に、必要な技(例えばかりんの立中Kやベガの立大P)は全てくらい判定を大きくして、差し返しをし易くする。全キャラの火力の減少もだね。
 キャンセルVトリガーがガードされてる時は、常に不利フレームを背負うべきだ。これは難しいことだけど、立ち合いからの運頼みのクラッシュカウンターで体力半分持ってくような形じゃない方法でダメージを取らなきゃいけないように強度優先システムを調整して欲しい。
 あと、もしかしたら防御手段の追加もいいかもね。守り側が読み勝った時にちゃんとリターンがありさえすれば、問題とは思わないんだけど。
 今はリスクとリターンが攻めてる側に有利過ぎるよ。例えば柔道に対してだけど、投げ抜けしたりバクステしたりするのはすごいリスキーなのに読みが当たってもリターンは小さい。リバサ技がない限り、攻めてる側がプレッシャーかけるのをやめる理由がないよね。

MajinTenshinhan:Capcom Cup 2017での勝算についてはどう感じてる?

Phenom:イケると思うよ。今年は凄いメンツだ、誰が勝ってもおかしくないって感じ。配信も面白くなるはずさ。もしかしたら新しいキャラを使うかも・・・?




 Phenomにはインタビューを受けて頂き感謝するとともに、彼のCapcom Cup 2017での健闘を祈っている。

 引き続き他のプレイヤーのインタビューも公開していくので楽しみにして欲しい。



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