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はじめてのCapcom Cup観戦ガイド vol. 11 (2018 ver.)




ストリートファイターVというゲーム





ゲーム性

 ストVは、前作ストIVシリーズに比べ要求される技術レベルがかなり下がり、システムもシンプルになっています。その代わりにとても重要になったのが読み合い(心理戦)です。また、全体的に攻撃側が有利、逆転性も高めになっている為、最後までどちらが勝つかわからない、比較的逆転の多いゲームになっています。
 この点についてはじめてでも分かりやすいポイントを中心に押さえていこうと思います。



基本的な駆け引き

 まず基本的な読み合いとして、以下の三すくみの関係があります。

打撃はガードすればダメージほぼ無し
ガードしていても投げは喰らう
投げにこようとする相手には打撃を当てる

 ざっくりと言えばじゃんけんです。ただし、

1. 格ゲーは連続するリアルタイムじゃんけん(相手がグーを出すとわかっていてもパーをすぐに出せなければダメ)
2. 状況によってグーチョキパーのバランスが大きく崩れる

 1.については特に説明することもないでしょう。
 2.ですが、例えば、技によって "ガード(ないしヒット)させた後どちらがどれだけ早く動けるか" というのが決まっており、そのような場合当然早く動ける方に有利なじゃんけんが行われるのです。
 そして世界のトップ達がトップ足り得るのは、素早い判断・決断力、日々の攻略や膨大な経験に基づいた地道な行動の最適化、相手の行動を即座に分析し自分の行動を修正する対応能力、そして精神力、こういった研ぎ澄まされた能力ゆえなのです。



グラップ狩り

 投げシケ狩りシミーなどとも呼ばれるこのテクニック、若干わかりにくくはあるのですが、これがわかるようになると試合をグンと楽しめると思いますので、思い切って解説しようと思います。
 三すくみの説明のところで「ガードしてれば投げればいい」と言いましたが、実は投げは "投げ抜け" でき、投げ抜けに成功すればダメージは0、その後の状況も五分になるのです。しかし、投げ抜けに失敗した時には投げすかりモーションが出てしまうのです。
 これを応用して

投げると見せかけて相手の投げ抜けを誘い、投げすかりモーションに打撃(からの連続技)を叩き込む

ことをグラップ狩りと言います。連続技(コンボといいます)は投げに比べてダメージが大きいので、とてもリターンの高い行動です。


冒頭、かりん(女キャラ)の "前に歩く>下がる>裏拳" という行動がグラップ狩り。
しかしここではガイル(男キャラ)は我慢してガードしている。
そして14:32〜、今度は弱パンチから投げにいくと見せかけ後退し、
投げ抜けを誘うことに成功、裏拳からのコンボを叩き込む。
ガイルが一瞬腕を前に出す動作をしているが、これが "投げすかり" のモーション。



起き攻め

 注目ポイントの1つが "起き攻め" と呼ばれる攻防で、相手をダウンさせ、相手が起き上がる際のことを指します。
 先ほど「自分の方が先に動ける状況なら、自分に有利なじゃんけんができる」と述べましたが、起き攻めでは相手がダウンしているので行動不能、攻撃側が大幅に有利なのです。この為、防御側(起き上がる側)は「打撃がくるのか?投げか?いやでもグラップ狩り狙われたらヤバい・・・」ともの凄いストレスにさらされます
 攻撃側が見事読み勝って攻撃を当てるのか?防御側が読み勝って切り抜けるのか?注目してみて下さい。



Vトリガー

 試合の流れを一瞬にしてひっくり返し得るリーサル・ウェポン、それがVトリガーです。
 画面の下、左右隅に赤いゲージがありますが、これが全てたまると使える能力で、キャラによって違うのですが、大別すれば<特殊な技が使える(1〜数回)> <一定時間パワーアップ>という2種類です(ただしネカリのVトリガー・通称 "変身" だけは、そのラウンドずっと変身したまま)。
 キャラにもよるのですが、基本的にはVトリガーを発動したら「勝負に出た!」と思ってもらえばいいと思います。
 S3になり各キャラ2種類づつのVトリガーを持つようになりました。


スーツを着てる方がネモのユリアン、相手はウメハラのガイル。
追い込まれたユリアンが、足払いからVトリガーの "エイジスリフレクター" を発動、
一気にガイルの体力の7割を奪います。
しかし今度は逆に、ユリアンの技の隙にガイルがVトリガーを発動し、
そこから強化された超必殺技を叩き込み試合を決めます。



 これで観戦ガイドは終わりです。一緒に盛り上がりましょう!!!!!








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