Header Ads

Beautiful Memory 〜 2019年 第2四半期 格ゲーシーン振り返り




— 自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。





 今回は格闘ゲームの祭典・EVO直前回。個人的な観戦ポイントに加えて色んな人が書いた記事などへのリンクも貼っといたヨ。
 一緒に3日間配信を見続けるだけの廃人になるのデス!

 前回同様まずはCPT関連から(前回読んでない人は読んでくれるとハッピーです)。






藤村の復調

 CPTのこれまでを振り返った時、明らかに突出した結果を残しているプレイヤーが何人かいるが、その内の1人が "リーサルの藤村" こと藤村
 しかしながらS4のすべり出しは、あまり良くなかった(それでも2回目に出場したランキング大会で優勝してる)。
 どうも体調を崩していたということらしいが、6/8〜9に台湾で行われたプレミア・Taipei Majorで優勝したのを皮切りに、続く韓国ランキング・Fighter's Spiritで優勝、さらにその次のアメリカのプレミア・CEOでも2位、と完全に復調。
 EVO 2019ストV優勝候補筆頭の1人!



聖戦再び

 闘いにライバル関係はつきもの。格ゲー界にも勿論ある。その1つであり、今や日本が世界に誇る?ライバル関係が "バイオレンス紳士" ネモ vs "グルグルクソ野郎" 板橋ザンギエフ
 ネモさんが一方的にキレてるだけという気もしないでもないが、当の板ザンも楽しんでるぽいのでWin-Win。

ネモさんの投げキャラ嫌いは鉄板ネタ。

 しまいには試合後のコンビでの握手芸海外の記事にまとめられる始末。



板ザンが活躍した際などにわずか2文字ツイートすることで
何百ものいいね&RTを稼いでいくネモさん。

 まぁとにかくそんな2人が韓国で行われたFighter's Spiritで対決することになった。
 言葉にするのも野暮だ。試合後の現地の映像だけ確認して何が起こったか察して欲しい。

KoreanWrestlingMan、通称コリレスは韓国の格ゲープレイヤー。




Xyclopz on Fire

 格ゲー界の名物実況・解説者といえば色々いるが、2018年の東南アジアに突如現れたスゲェやつ、それがXyclopz(サイクロプス)。
 本職はどうやらDota 2の実況解説の模様だが人材不足からだろうか、2018年3月にタイで行われたThaigger Uppercut(以下TGU)でストVの実況を務め、そのエキセントリックな言葉の魔術で世界中の格ゲーファンを一瞬で虜にしてしまった
 そのXyclopzが今年もTGUで実況! 神実況は健在だった。

Xyclopzの代名詞「パーラベーラム・オン・ファイヤ!」
パラベラムとは女キャラ・コーリンの必殺技名。
パラベラムやってなくてもパラベラムと叫んだりするがXyclopzなのでなんの問題もない。


「(波動拳を)撃ってこい(Come to me)」と言いたいところを
「中に出して(Cum in me)」と卑猥なフレーズを言ってしまうが
Xyclopzなのでなんの問題もない。

Xyclopz「次の試合は...DNG所属のナウマン」
Cameraman「ナウマンさくら!」
Xyclopz「日本の15歳の少年だ」
ナウマンは当時23歳だがXyclopzなのでなんの問題もない。

「密着し続けろ! そばに立て! 匂いをかげ! なでしこを呼べ! 警察を呼べ! KOだ!」
言ってることの半分ぐらいは意味がよくわからないがXyclopzなのでなんの問題もない。

Cameraman「リセットしたしキャラセレに戻るだろう、深呼吸して、どう対応するか考えて...
戻らない! そのままいった!」
Xyclopz「なんてこった! まじかよ! 実況者だって休憩が必要だぞ!」
本音がポロリするがXyclopzなのでなんの問題もない。




TGUの激闘&解呪への旅

 そしてそのTGUのグランドファイナルが、個人的にストV屈指の激闘だったので観ていない人には是非観てもらいたい。

石油王(台湾) vs ふ〜ど(日本)
残念ながら本家アーカイブが消されてしまった為ハイタニ配信を。

(下にスクロールすると試合結果ネタバレ書いてあります)

































 あまりにもアグレッシブでありながら要所要所で冷静な石油王がこの激闘を制した訳だが、敗れたふ〜どにはある疑惑が。
 「呪いはまだ解けていなかったのか...?」
 S1当初からアベレージでいえば屈指の成績を残していたものの、優勝がどうしても出来ずシルバーコレクターに甘んじていたふ〜どだが、昨年8月に香港で行われたプレミア・Esports Festival Hong Kongでついに優勝し、ついにシルコレの呪いを解いたかと思われていた。
 しかしS4のここまでで、参加10大会中7大会でTop 4以上と驚異の成績を残している一方で、優勝回数は0。
 直近参加のドミニカ共和国で行われたプレミア・Game Overで4位でフィニッシュし、とうとうオカルトの道へ






 これ清められてなくない?



タイガー

 CPT関連最後に触れるのはストVで今1番ホットなプレイヤー、プレミアを2連覇して波に乗るボンちゃん
 数年前からCPTで噂される "結婚バフ" — 「結婚すれば勝てる」というジンクスを新たに体現、特にイギリスのVSFightingではあのPunkとの同キャラ戦を制しての優勝。注目せざるを得ない!





Dragon Ball FighterZ World Tour開幕

 あのドラゴンボールを原作にした史上初と言っていい本格的な格闘ゲームが2018年に発売された。それがDragon Ball FighterZ(以下DBFZ)。
 2018年のDBFZを簡単におさらいすると

 第1章:GO1最強伝説
 第2章:SonicFox(ソニックフォックス、以下ソニフォ)、GO1との友情ライバルバトルを制してEVO優勝の巻
 第3章:大魔王かずのこ地球征服編


 冗談ではなくこんな感じでほんとに漫画みたいな流れだった

犬男さんによるパロディ漫画。あまりにも面白すぎる。
犬男さんが2018年のDBFZをこんな風に漫画にしてくれたらファンは爆増すると思う。

GO1とソニフォが初めて激突することとなった2018年のFinal Round(アメリカ)の前に
同じく犬男さんが描かれたパロディ絵。神。

 ワールドツアーは「来年もやります!」とだけは名言されていたものの、詳細情報がなかなか出ずみんなをやきもきさせていたが、6月末についに開幕
 去年はかずのこ大魔王に地球を征服されてしまう(ワールドツアー優勝)というバッドエンドだったが、S2の蓋を開けてみれば2018年と同様GO1が圧倒的な内容で連覇
 DBFZに注力していると思われるGO1に比べ、他タイトルもプレイしているSonicFoxとかずのこがEVOまでにどこまで仕上げてくるのかが1つの注目ポイントか。



ワンダーキッド

 そして今DBFZで最も注目されていると言っても過言ではないのがフランスの "ワンダーキッド" Wawaくん!
 現在わずか18才のWawaくん、昨年から活躍を見せていたとはいえ年齢もあって大会出場回数も多いわけではなく世界のトップと言えるほどの結果を残したわけでもなかった。
 しかしそのWawaくんがなんとイギリスのVSFightingでかずのことフェンリっちというトッププレイヤー2人に勝ち3位を獲得、さらにフランスの実況解説者Damascus の尽力で当初参加する予定のなかったEVO 2019に参加できることに
 大興奮!!!!!!!!!!!!

EVO 2019 DBDZ関連リンク:
 破壊地さんによる注目プレイヤーリスト




Arslan Ashついにワールドツアー参戦

 黒黒さんのクラウドファンディングイベントで日本のトッププレイヤー達+韓国のKneeと対戦し、改めて実力を証明したパキスタンのArslan Ash
 そのAshがついにTekken World Tourの大会に参加したのは6月だった。
 鉄拳では世界最強と謳われる韓国のトッププレイヤー達も多く参戦するなか注目されるAsh。
 結果、優勝
 え? こんなことって現実にあるの?



魔界探訪

 黒黒さんはAshを日本に招待するだけでは飽き足らず、現在日本でダントツの成績を残しているチクリンと共にパキスタンに渡り、実際に "魔界" を体験しに行く
 Ashの「パキスタンには僕より強いプレイヤーが7人いる」という発言の真偽を確かめようという訳だ。

12勝7敗。

 チクリン勝ってるじゃんと思いますか? よく考えて下さい、パキスタンという格ゲー界では辺境の国に、世界のトッププレイヤーと長期戦をして勝てる無名のプレイヤーが7人もいたんですよ?

 アメリカ側のコミュニティーも動いてくれたおかげでAshは無事EVO 2019に参加できることになった。一体どうなる!!?



覇権ゲー・GBVS

 こっからネタ。
 言わずと知れた大人気スマホゲー・グランブルーファンタジーの格ゲー・グラブル ヴァーサスが目下開発中なのだが、そのクローズドベータテストが実施されたのが5/31〜6/2。人気は凄まじく、プロプレイヤーも多数参戦。
 その中で "今日勝てる" ムーブで我が世の春を謳歌したのがハイタニ

グラブル開発元であるCygamesのチーム・Cygames Beast所属のふ〜どを煽りに煽るハイタニ。

連戦しなかったふ〜どをさらに煽るハイタニ。

たつや=ハイタニの本名。

 発売後(もしくは次回ベータテスト)はこの2人の聖戦に注目されたい。



#EmbraceDeath事件

 11年の沈黙を破り令和の時代に復活したサムライスピリッツ(通称サムスピ)。
 ゲームのプロモーションの為にメーカーのSNKが使っていたタグが #EmbraceDeath で、意味としては「死を受け入れろ」みたいな感じ。ゲーム性が激しくてカジュアルに死ぬからこのタグなんだろうけど、これが以外なかたちで物議を醸す

アメリカのプレイヤーであるジャスティン・ウォンがこのタグを使って
プレゼントキャンペーンをやったのがトレンド入りの原因とのこと。

どっかの誰か「この世界は病んでる。#EmbraceDeathがトレンド入りして、
ヒラリー・クリントンと左派は人々に悪しき社会主義的価値観をうんぬんかんぬん」
なんか、ごめんね。

 リアルの怒りゲージは爆発させないで下さい。



Where's Eltnum JAV?

 これで最後。実はこのネタは前回書こうかどうしようか迷っていたが、オトナ向けのうふん♡なネタなので健全優良アカウントであるThe Sentimental Typhoonさんとしてはよろしくないかな〜と思いやめてしまった。
 けどXyclopzで下ネタ投下したのでもうどうでもいいや(Twitterは健全でいく)。

 さて本題。Eltnum=エルトナムとは今年のEVOのメインタイトルにサプライズ選出されたUnder Night in-Birth(以下UNI)に出てくる女性キャラなのだが、問題はJAV。賢明なる諸兄におかれましてはお察しかと存じますが、要するに日本のえっちなビデオのことだ。
 誰が言い出したか、3月も下旬にさしかかった頃、突如Twitter上で「Eltnum JAVどこにあるの?」「Eltnum JAVマジで欲しい」「Eltnum JAVはそもそも存在しないのでは」「Eltnum JAVそんなによくなかったわw」などと海外勢の間で話題になりはじめる。

Eltnum JAV現物と思しきもの。

どっかの誰か「Eltnum javって新しいテクニックか何か?みんなそのことについて話してんだけど」
どうかその純粋な心のまますくすく育って欲しい。

 どんだけEltnum JAVが見たいんだよ美人局とか簡単にひっかりそうだなお前らとか思ったりするも、段々と口にされることも少なっていき季節は夏になろうとしていた。

「エリア51でこれを拾って帰ってきた」(最近流行ってるエリア51ネタ)
って画像使い回しやないかい!

海外絵師さんによる芸能誌の表紙風に仕立てた絵。
描かれているキャラはオリエというUNIの別キャラだが右側真ん中の見出しに注目。
"本当か嘘か
エルトナム、噂のビデオについて真相を明かす"

 一説によれば「EVO 2019のUNIの優勝商品はEltnum JAV」とかなんとか。Eltnum JAV、覚えておいて損はないネタです。

EVO 2019 UNI関連リンク:
 UNI Wiki EVO 2019 特集ページ




 いやーメチャクチャ長くなってしまった。これでも色々省いたのだ。書く前は「プロツアーも本格化してネタすくねーわー」とか思っててゴメンナサイ。
 とりあえずみんなEVOを楽しんで欲しい!









No comments