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はじめてのCapcom Cup観戦ガイド vol. 7 (2018 ver.)




Capcom Cup 2018 プレビュー
第1ブロック





CC 2018概要

 すでにある程度は説明させて頂きましたが、もう少し細かい部分を説明しますと、

出場者は全32名:
 前年度王者1名
 CPT 2018 グローバルポイントランキング上位30名
 最終予選優勝者1名


形式はダブルエリミネーション形式のトーナメント

 という内容です。

 ここで、ダブルエリミネーションについて説明させて頂くと、ざっくり言えば「2回負けたら終わり」です。
 全プレイヤーはウィナーズ側のトーナメントから戦いを始め、1度負けるとルーザーズ側のトーナメントに移ります。さらにルーザーズ側で負けてしまうとその大会から敗退となる、という形式です。
 これが一番重要なのは、決勝戦(グランドファイナル)です。ウィナーズを登り決勝までたどり着いたプレイヤーはその時点で "無敗" ということになります。対してルーザーズから登ってきたプレイヤーは "すでに1敗している" のです。つまり、ここでウィナーズ側のプレイヤーに"1勝のアドバンテージ" が生まれます。
 しかもこの1勝というのは、"3セットで1勝" なのです。ということは、ウィナーズ側のプレイヤーは最短で3回の勝利で優勝できるのに対し、ルーザーズ側のプレイヤーは6回勝利しなければ優勝できません

 しかし、このアドバンテージもまたドラマを生み出すのに一役買うことがあります。
 件のPunk対ときどですが、実はときどはルーザーズ側だったのです。しかも、ときどをルーザーズに叩き落としたのは何を隠そうPunkだったのです。つまり、一般的に見ればPunk対ときどの決勝戦は "絶望的な状況" だったのです。
 にも関わらずときどはPunkに圧勝します。
 こういったことも格ゲーファンを熱狂させる要素の1つなのです。



 それでは1回戦の組み合わせに沿って出場プレイヤーを紹介していきますが、便宜上トーナメントを4ブロックに分けて紹介していきます。この各ブロック計8人のうちの1人が、TOP8のウィナーズ側4人のうちの1人となります。
 また、他のスポーツでもよく言われることですが、応援するプレイヤーを決めると何倍も楽しめますよ。決してここに書いてある紹介を覚える必要はありませんし、何なら全部読まなくても大丈夫です。流し読みして、「この人かっこいいな」「こいつ面白そう」と思えるプレイヤーを1人でも見つけることが出来れば大会をもっと楽しめるはずです。

参考:格ゲーチェッカーさんによるCC 2018概要



第1試合 - ときど vs. Angry Bird

 ときどに関してはすでにかなり説明した為、ここでは特に紹介しません。
 CC前最後の配信では、「自信あります。みなさんいつも通り安心して見ていて下さい」と言ってのけました。
(参考:格ゲープレイヤーWikiさんによるときど紹介

 Angry Birdはvol. 5で少し触れたとおり、アラブ首長国連邦(UAE)のプレイヤーで今回が今までで一番の大舞台と言っていいでしょう。
 しかし、使用するのが是空という使用人口の少ないキャラの為、ダークホースとして恐れられています
(リンク:格ゲープレイヤーWikiさんによるAngry Bird紹介



第2試合 - Big Bird vs. ガチくん

 同じくvol. 5で触れたUAEのBig Bird。イケメン現役大学生プロで、しかも押しも押されもせぬレッドブルアスリートです。
 彼はよく "McDonald's Adel" などとからかわれます(Adelは本名)。発端は今年、香港で行われた大会前のこと。

現地の人が「おいしい地元飯がたくさんあるから『ファーストフードでいいや』はやめて」
とお願いしてるのに・・・


「おはよう、旅先でのマックはダメと思ってる人以外のみんな

あいつらは何もわかっちゃいねえ」


大会が始まるとみんなから、「もうマクドナルド食べた?」と聞かれまくり、
台湾の石油王からは "マクドナルドボーイ" と呼ばれる羽目に。
(リンク:格ゲープレイヤーWikiさんによるBig Bird紹介

 ガチくんもレッドブルアスリートですが、つい先日なったばかりなのでBig Birdの後輩とも言えます。
 昨年から本格的に世界の舞台で闘いはじめ、見事2年連続のCC出場です。使用キャラはラシード。
 さわやかな外見と丁寧なプレイが特徴にも関わらず、ある大会で付けられた "呉のアナコンダ" (呉は広島の都市)という仇名が定着してしまっています。ちなみにガチくんは広島出身ですが呉市出身ではありません。なぜ呉なのか誰にもわかりません。
(リンク:格ゲープレイヤーWikiさんによるガチくん紹介



第3試合 - 石油王 vs. ももち

 正しくは五股石油王(ごこせきゆおう)、またの名をOil King(オイル・キング)。今や台湾を代表するプレイヤーで、ガチくんと同じラシード使い
 彼は短パンに美脚という常人には理解できない謎のこだわりを見せます。以下は2017年にLan Storyという大会で3位をとった際の、優勝者であるXian(シェン)とのツイッターでのやりとり。

石油王「Lan Storyは3位!Xian優勝おめでとう!」
Xian「君のラシードはまじですげえよ!」
石油王「でもお前短パン履いてるようなヤツは優勝できないっつったよな?」
Xian「普通のパンツを履けよ。そしたら誰も止められないぜ」
石油王「だが断る。短パンで歴史を作る」

短パンから覗く美脚が眩しい。

 今年の行われた中国の大会では規定で短パンが禁止されているにも関わらず、所属チームのUYUからの「短パンは石油王のユニフォームです」という申請により石油王のみ短パンが許可されました。
 ガチくんとは正反対のハチャメチャなプレイが持ち味です。
(リンク:格ゲープレイヤーWikiさんによる石油王紹介

 日本が誇るベテランプレイヤー、そして正真正銘の忍者の末裔、それがももち。手堅く堅実なプレイが持ち味です。
 色々なキャラを試した末にS3は主にコーリンというキャラを使っていたのですが、CCを前にして突如露出が激減、忍者の末裔らしく忍んでいます。何か仕込んでいるに違いありません。
(リンク:格ゲープレイヤーWikiさんによるももち紹介



第4試合 - NuckleDu vs. 板橋ザンギエフ

 その若さにも関わらず、今やアメリカ最強の一角を担うナックル
 昨年9月にプレミア大会で優勝した際には、賞金の殆ど(1万ドル)を直前に発生したハリケーン・イルマの被災者の為に寄付するという一面もあります。
(リンク:格ゲープレイヤーWikiさんによるナックル紹介

 日本が誇る投げキャラ使い・板ザン。その名が示す通り、元々はザンギエフ使いだったのですが、S3でアビゲイルが強化され環境が激変したことを受けアビゲイルに闇堕ち、年下のアビゲイル使い・ストーム久保に弟子入りします。
 注目は、最愛のライバル・ネモと当たるかどうかでしょう。
(リンク:格ゲープレイヤーWikiさんによる板ザン紹介






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