翻訳元:ESL、2017年9/26公開
- 格ゲーで強くなるために、格ゲー以外のことからも学ぶことができるようになった。
Brooklyn Beatdown Round 2を優勝したECHO FOX所属ときどに、練習方法や前に進み続けるための刺激などについてRyan Prodigal Son hartが話を聞いた。
Ryan Prodigal Son hart:やあみなさん、Brooklyn Beatdown Round 2王者のときど本人に来てもらいました。世界最強の豪鬼使いです。
豪鬼が最初に出てきてからずっと練習してきてここまで長かったね。みんな懐疑的だったし、僕らは戦えるキャラなのかわからなかった。もしかしたら間違った選択だったんじゃないかってときど自身も確信がなくて、大きなストレスを感じてきたよね。
初めはリュウを使ってたくさん成功を収めてきたけど、シーズン2ではリュウは強くなくなって、豪鬼が出た時君は当然のように豪鬼を選ぶことになる。
「豪鬼は強い、いける」って悟ったのはいつだったの?
ときど:豪鬼は最強キャラです、少なくともオレにとっては。
Ryan:いつそう思った?「豪鬼は最強だ」って・・・はじめはわからないよね。いつそういう考えになった?
ときど:ああ、それは・・・特にいつっていうのがある訳じゃなくて、少しづつ強さがわかってきて。豪鬼は良い技、とても早い技が揃ってて、弾と昇竜拳も持っている伝統的な格ゲーキャラでしょ。だから強いに違いないと思ってる。
Ryan:全くその通りだね。実際ときどの豪鬼を見てから、豪鬼が最強キャラかもって思ってるよ(笑)。
今日の決勝トーナメントではTop 8を通して、ときどの動きは優勝に値するものだったよ。Evoで優勝したけど、すでにみんな、ときどはさらにもっと強くなってるって言ってる。君の時代が来たのかな?
ときど:んー、そうだといいね。実際のところは、Evoで優勝できたのはラッキーだったんすよ、アメリカ勢は豪鬼のこと知らなかったんだから。でも今回は彼らも多少の知識はあっての優勝だから自信になったね。
Ryan:ときどは、ほら、たくさんの人が「最強になりたい、すごく強くなりたいけど、どれぐらい練習しなきゃいけないの」って聞いたりするよね。1日にどれぐらい練習してる?
ときど:1日に?3時間とか、4時間とかだね。
Ryan:じゃあ、ストIVとか他のゲームの時ほどハードにやってる訳じゃないんだね。1日に8時間とかそれ以上打ち込んだりとか。
ストVで強いというのは、どういうことだと思ってる?
ときど:ストIVではトレモに入ってセットアップを探してばかりいて、凄い時間がかかるんだけど、1日8時間とか10時間トレモしたらそれだけ強くなれる。
でもストVでは違って、思考して、想像力を働かせなきゃいけないんすよ。対戦相手をコントールしなきゃいけない、対戦相手の気持ちを知らなきゃいけない。これがオレのスタイルだね。
Ryan:それじゃ、相手の気持ちを知るためにどういうことをしてる?
ときど:ああ、それを理解するのは簡単っす。ゲーム画面上の相手の動きを見れば、相手が怖がっているのか、攻撃したいと思ってるのか、何を考えてるのか相手の動きが教えてくれるから。
Ryan:コミュニケーションがあるよね。画面上で会話をするように。
ときど:格ゲーのすごい面白いところだよね。
Ryan:現実と似てて、フレンドリーな会話をすることもできれば、口論することもできて、攻撃的にもなれる。楽しいよね。格ゲーの楽しいところのひとつ。
Evoをとった。Brooklyn Beatdownもとった。次は?
ときど:えー、もうCapcom Cupと言うしかないよね(笑)。
Ryan:そうだろうね。だってときどはとても長い間Evoのタイトルを追ってきて、2013年はグランドファイナルでXianを相手にあと一歩というところまで迫ったけどだめだった。けど2017年にそれを成し遂げた。
もしCapcom Cupを優勝したら、それはどんな意味を持つかな?
ときど:え、もしオレが優勝したら?もしかすると、自信に・・・もしかすると、自分がこの星で最強なんだって思うかもしれないっすね、その時点でのね。
Ryan:これは前にも聞いたことがあって・・・もう僕らの付き合いも古くて、友達になって何年も経つからね。ストリートファイターにおける刺激について話してたよね、ウメハラさんのこと。誰もがあの人の名前を、誰もがあの人の歴史を知ってる。
間違いなくときどは、彼以来で、同じぐらい、ことによるとそれ以上の数のゲームで成功してる、史上最高の複数タイトルスペシャリストだよね。ときどはもうウメハラさんの跡をたどってるんじゃなくて、自分の道を見つけて進んでいるよ。
何のために進み続けてる?ときどを刺激しているものは何?今じゃときどは頂点に立った。ときどを前に進み続けさせているものは何?
ときど:良い質問だねぇ。そう、確かに以前はウメさんから学んでたし、もちろん今も学ぶことは多い。でも今ではオレのスタイルは違ったものになって、自分にとっては・・・何ていうか・・・格ゲーで強くなるために、格ゲー以外のことからも学ぶことができるようになったんだよね。最近は体鍛えてて、ほら、知らない?空手やってるの。
Ryan:知らない!
ときど:やってるんすよ。
Ryan:まじで?
ときど:週に1回だけだけどね。これわかる?もう治りかけてるけど(訳註:動画06:35〜左上腕のアザを見せるときど)。
Ryan:見てこのアザ。うわ、こいつ豪鬼と同じように体を鍛えてるんだよ。うわ〜。
ときど:やって良かったよ。空手とか、鍛えたりとか。すごい良いよ、大会での動きも良くなる。
Ryan:精神的な面で助けになる?心理戦で。より強く。
ときど:そうそう。
Ryan:おぉ。
ときど:以前は、逆境にすごく弱くて・・・
Ryan:そうだね。
ときど:そう。でも最近はちょっとは良くなったんじゃないかな。
Ryan:すごくだよ。ちょっとじゃなく、すごく良くなってる。
ストVのおかげで精神面で強くなったと思う?
ときど:んー、ストVでは精神面で強くならなきゃいけなかったからね。守備の選択肢がとても弱くて、すぐに、何ていうか・・・パニックになっちゃうでしょ。落ち着くのが難しい。
Ryan:最近ときどが壇上で瞑想してるのを僕らは見てるけど、空手で習ったの?何で覚えた?
ときど:ああ、あれは・・・そう、空手で、ほら・・・(訳註:動画07:55〜実際にやって見せるときど)
Ryan:呼吸法だね?(訳註:動画08:00〜聞き取れず。チー=Chi=気?その場合「気を吐いて、気をコントロールしてる?」と尋ねている)
ときど:そう。試合の終わりには鼓動がすごい早くなるから、普段のようにプレイするために落ち着く必要があって。普段のプレイがベストだから。長く息をして、それから・・・目を休ませて。試合中は瞬きできないから、試合間に目を・・・
Ryan:目を休ませる必要があるんだね。
それじゃ、ストVコミュニティーが最も注目している3つの地域、日本、ヨーロッパ、アメリカだけど、それと南米勢もすごくいいプレイをするよね。MenaRDやBrolynhoは今回活躍したし、もちろん去年も。
この4つの地域の大きな違いは何だと思ってる?
ときど:んー、日本はアーケードからの長い歴史があって、もちろんオレらは「日本が最強」って思ってた。でも最近では、LuffyがEvoで優勝したり、ストVでは強いアメリカ勢がいたり、MenaRDやBrolynhoがすごい強いこともわかった。だから・・・
Ryan:PunkにNuckleDuも。
ときど:そう!だから今は・・・以前は、ときどき怠けてたときもあって、日本はすごい強かったからね。今はお互い切磋琢磨しなきゃいけない。以前は、倒すべき相手は日本人だったけど、今は世界中にいる。だから最強でいるために、お互い切磋琢磨しなきゃいけない。
Ryan:うんうん、おもしろいね。確かにそういう時代になったよね。
時間をとってくれてありがとう。素晴らしい活躍だったよ。豪鬼を見るのはいつもワクワクするね。ときどが何をするのかまったくわからなくて、大会ごとにレベルアップしてるように見えるよ。
豪鬼だけじゃなくてサブキャラを使うつもりはある?これから。
ときど:豪鬼一本っす。必要ないっすよ、最強キャラだから。
Ryan:(笑)オッケー。
ストVで一位をとったときどに話を聞きました。じゃあまた。
Ryan Prodigal Son hart:やあみなさん、Brooklyn Beatdown Round 2王者のときど本人に来てもらいました。世界最強の豪鬼使いです。
豪鬼が最初に出てきてからずっと練習してきてここまで長かったね。みんな懐疑的だったし、僕らは戦えるキャラなのかわからなかった。もしかしたら間違った選択だったんじゃないかってときど自身も確信がなくて、大きなストレスを感じてきたよね。
初めはリュウを使ってたくさん成功を収めてきたけど、シーズン2ではリュウは強くなくなって、豪鬼が出た時君は当然のように豪鬼を選ぶことになる。
「豪鬼は強い、いける」って悟ったのはいつだったの?
ときど:豪鬼は最強キャラです、少なくともオレにとっては。
Ryan:いつそう思った?「豪鬼は最強だ」って・・・はじめはわからないよね。いつそういう考えになった?
ときど:ああ、それは・・・特にいつっていうのがある訳じゃなくて、少しづつ強さがわかってきて。豪鬼は良い技、とても早い技が揃ってて、弾と昇竜拳も持っている伝統的な格ゲーキャラでしょ。だから強いに違いないと思ってる。
Ryan:全くその通りだね。実際ときどの豪鬼を見てから、豪鬼が最強キャラかもって思ってるよ(笑)。
今日の決勝トーナメントではTop 8を通して、ときどの動きは優勝に値するものだったよ。Evoで優勝したけど、すでにみんな、ときどはさらにもっと強くなってるって言ってる。君の時代が来たのかな?
ときど:んー、そうだといいね。実際のところは、Evoで優勝できたのはラッキーだったんすよ、アメリカ勢は豪鬼のこと知らなかったんだから。でも今回は彼らも多少の知識はあっての優勝だから自信になったね。
Ryan:ときどは、ほら、たくさんの人が「最強になりたい、すごく強くなりたいけど、どれぐらい練習しなきゃいけないの」って聞いたりするよね。1日にどれぐらい練習してる?
ときど:1日に?3時間とか、4時間とかだね。
Ryan:じゃあ、ストIVとか他のゲームの時ほどハードにやってる訳じゃないんだね。1日に8時間とかそれ以上打ち込んだりとか。
ストVで強いというのは、どういうことだと思ってる?
ときど:ストIVではトレモに入ってセットアップを探してばかりいて、凄い時間がかかるんだけど、1日8時間とか10時間トレモしたらそれだけ強くなれる。
でもストVでは違って、思考して、想像力を働かせなきゃいけないんすよ。対戦相手をコントールしなきゃいけない、対戦相手の気持ちを知らなきゃいけない。これがオレのスタイルだね。
Ryan:それじゃ、相手の気持ちを知るためにどういうことをしてる?
ときど:ああ、それを理解するのは簡単っす。ゲーム画面上の相手の動きを見れば、相手が怖がっているのか、攻撃したいと思ってるのか、何を考えてるのか相手の動きが教えてくれるから。
Ryan:コミュニケーションがあるよね。画面上で会話をするように。
ときど:格ゲーのすごい面白いところだよね。
Ryan:現実と似てて、フレンドリーな会話をすることもできれば、口論することもできて、攻撃的にもなれる。楽しいよね。格ゲーの楽しいところのひとつ。
Evoをとった。Brooklyn Beatdownもとった。次は?
ときど:えー、もうCapcom Cupと言うしかないよね(笑)。
Ryan:そうだろうね。だってときどはとても長い間Evoのタイトルを追ってきて、2013年はグランドファイナルでXianを相手にあと一歩というところまで迫ったけどだめだった。けど2017年にそれを成し遂げた。
もしCapcom Cupを優勝したら、それはどんな意味を持つかな?
ときど:え、もしオレが優勝したら?もしかすると、自信に・・・もしかすると、自分がこの星で最強なんだって思うかもしれないっすね、その時点でのね。
Ryan:これは前にも聞いたことがあって・・・もう僕らの付き合いも古くて、友達になって何年も経つからね。ストリートファイターにおける刺激について話してたよね、ウメハラさんのこと。誰もがあの人の名前を、誰もがあの人の歴史を知ってる。
間違いなくときどは、彼以来で、同じぐらい、ことによるとそれ以上の数のゲームで成功してる、史上最高の複数タイトルスペシャリストだよね。ときどはもうウメハラさんの跡をたどってるんじゃなくて、自分の道を見つけて進んでいるよ。
何のために進み続けてる?ときどを刺激しているものは何?今じゃときどは頂点に立った。ときどを前に進み続けさせているものは何?
ときど:良い質問だねぇ。そう、確かに以前はウメさんから学んでたし、もちろん今も学ぶことは多い。でも今ではオレのスタイルは違ったものになって、自分にとっては・・・何ていうか・・・格ゲーで強くなるために、格ゲー以外のことからも学ぶことができるようになったんだよね。最近は体鍛えてて、ほら、知らない?空手やってるの。
Ryan:知らない!
ときど:やってるんすよ。
Ryan:まじで?
ときど:週に1回だけだけどね。これわかる?もう治りかけてるけど(訳註:動画06:35〜左上腕のアザを見せるときど)。
Ryan:見てこのアザ。うわ、こいつ豪鬼と同じように体を鍛えてるんだよ。うわ〜。
ときど:やって良かったよ。空手とか、鍛えたりとか。すごい良いよ、大会での動きも良くなる。
Ryan:精神的な面で助けになる?心理戦で。より強く。
ときど:そうそう。
Ryan:おぉ。
ときど:以前は、逆境にすごく弱くて・・・
Ryan:そうだね。
ときど:そう。でも最近はちょっとは良くなったんじゃないかな。
Ryan:すごくだよ。ちょっとじゃなく、すごく良くなってる。
ストVのおかげで精神面で強くなったと思う?
ときど:んー、ストVでは精神面で強くならなきゃいけなかったからね。守備の選択肢がとても弱くて、すぐに、何ていうか・・・パニックになっちゃうでしょ。落ち着くのが難しい。
Ryan:最近ときどが壇上で瞑想してるのを僕らは見てるけど、空手で習ったの?何で覚えた?
ときど:ああ、あれは・・・そう、空手で、ほら・・・(訳註:動画07:55〜実際にやって見せるときど)
Ryan:呼吸法だね?(訳註:動画08:00〜聞き取れず。チー=Chi=気?その場合「気を吐いて、気をコントロールしてる?」と尋ねている)
ときど:そう。試合の終わりには鼓動がすごい早くなるから、普段のようにプレイするために落ち着く必要があって。普段のプレイがベストだから。長く息をして、それから・・・目を休ませて。試合中は瞬きできないから、試合間に目を・・・
Ryan:目を休ませる必要があるんだね。
それじゃ、ストVコミュニティーが最も注目している3つの地域、日本、ヨーロッパ、アメリカだけど、それと南米勢もすごくいいプレイをするよね。MenaRDやBrolynhoは今回活躍したし、もちろん去年も。
この4つの地域の大きな違いは何だと思ってる?
ときど:んー、日本はアーケードからの長い歴史があって、もちろんオレらは「日本が最強」って思ってた。でも最近では、LuffyがEvoで優勝したり、ストVでは強いアメリカ勢がいたり、MenaRDやBrolynhoがすごい強いこともわかった。だから・・・
Ryan:PunkにNuckleDuも。
ときど:そう!だから今は・・・以前は、ときどき怠けてたときもあって、日本はすごい強かったからね。今はお互い切磋琢磨しなきゃいけない。以前は、倒すべき相手は日本人だったけど、今は世界中にいる。だから最強でいるために、お互い切磋琢磨しなきゃいけない。
Ryan:うんうん、おもしろいね。確かにそういう時代になったよね。
時間をとってくれてありがとう。素晴らしい活躍だったよ。豪鬼を見るのはいつもワクワクするね。ときどが何をするのかまったくわからなくて、大会ごとにレベルアップしてるように見えるよ。
豪鬼だけじゃなくてサブキャラを使うつもりはある?これから。
ときど:豪鬼一本っす。必要ないっすよ、最強キャラだから。
Ryan:(笑)オッケー。
ストVで一位をとったときどに話を聞きました。じゃあまた。
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