翻訳元：Lyricist_7 aka L7 YouTube Channel、2019年3/28公開
— ゲームの為に他のことは全てやめた。
強くなる為には、たくさんのことを犠牲にしなければならない。
強くなる為には、たくさんのことを犠牲にしなければならない。
● EVO Japanを優勝したことは信じられないようなことで、1日でフォロワーやFacebookのフレンド申請が急激に増えて、家族も喜んでくれ、近所の子供にも知られ始めた。有名人になった気分。
● 家は中流階級で裕福な訳ではない。父は10年前に亡くなり、母が経済的に支えてくれていた。2人いる兄弟も働いていたが、彼らも今は結婚して彼ら自身の家庭を守らなければならない。なので現在は家庭からの援助は受けていない。（訳注：こちらによれば2017年のパキスタンの1人あたりのGPDは1,541ドル。ただしスポンサーであるチームのvSlashはUAEのチームで、UAEの1人あたりのGDPは37,226ドル。日本は38,440ドル）
● 社会的にゲームは悪いことだと捉えられていて、ゲームが好きなことを話すと家で叱られたりする。
● ゲームセンターに行っていた子供の時から年上のプレイヤーにも勝っていたりしたので、ゲームの道を進んだら何か成し遂げられるのではと思っていた。大学含め学校では1位を取ったりと成績は良く、家族は今でも頭が良いと言ってくれる。
● 会計士になる道もあったがやめた。ゲームの為に他のことは全てやめた。強くなる為には、たくさんのことを犠牲にしなければならない。苦しみなくしては何も達成できはしない。
● ゲーム以外のことで好きなことはない。学校へ行っていた時も、みんなはクリケットをしていたが、自分はゲームセンターで鉄拳3とかKOF 2002をプレイしていた。ゲームを始めたのは鉄拳3から。真剣にプレイし始めたのは鉄拳6からで、国内で遠征するようにもなった。KOF（訳注：KOF 14のことか）は自分がパキスタン最強。
● 初めて大会に出たのは地元ラホールで行われた鉄拳6の大会。初めての（訳注：おそらく海外での）大会はオマーンだった。ちょっと緊張していたが、参加者も少なくパキスタンよりはレベルが低かったので割と楽に優勝できた。その後、TWTであるFV x SEAM（マレーシア）に参加して9位をとった。この2大会、Danishという（訳注：おそらく裕福な）友人に相談し、賞金を獲得できた時は山分けすることを条件に渡航費などを援助してもらい、ビザ取得も助けてもらった。
● オマーンの大会で優勝した際、現在のスポンサーであるvSlashから「もしTWTの大会で、うちのチームのジャージを着て10位以内に入ればスポンサーになる」と言われ、FV x SEAMで9位を取ることが出来たのでスポンサードされることになった。
● Kneeに勝って優勝したドバイのOUGだが、当初遠征をチームに相談した時は予算的に無理だと言われたが、予選大会であるPLG（訳注：おそらくこちら）には参加させてくれ、そこで優勝した。OUGにKneeが来ることはわかっていたので、「世界最強と目されるKneeと戦いたい」と説得し了解してくれたのでOUGに参加できた。KOF 14でも優勝したのでNeo Geo World Tour Finalsにも出場する。
● その際、Knee対策はしなかった。それまでに一生懸命頑張ったのでそれをぶつけようと思った。ただKneeの動画はたくさん観て、Kneeの一美戦のことは知っていたし、一美使いであるUlsanとの試合を見て、Kneeは一美が苦手なんだと思っていた。
● vSlashを1人で運営しているAlbanna（プレイヤー名Zantestu）は素晴らしい人間で、EVO Japanの為に日本に行った時もずっと一緒にいてくれて、インタビューや日本につくまでのトラブルについてのツイートの中でも彼が自分を助けてくれていることについては語らなかった。何かして欲しいことはないかとか聞いてくれたり自分のことを心配してくれるし、日本への遠征では3,000〜4,000ドルぐらいかかったのではないかと思うが、自分のことを信じてくれ、一銭の出し惜しみも見せない。だから自分は決して負ける訳にはいかないと肝に銘じた。
● EVO Japanで唯一敗北を喫したBoALuvbは、多くの韓国勢がディフェンシブで大きなリスクを犯さないのと違いものすごくアグレッシブで守勢にまわってしまった。内容は1本目ギースで2-3、2本目が一美で0-3、BoALuvbは一八。
● EVO Japanで一番きつかった相手はJimmyjtran（Mr. NAPS）。友達にブライアン使いがいるので楽に勝てると思っていたが、とても強く素晴らしいプレイヤーだった。あとはUlsanとノビ。
● CherryBerryMangoとはとても接戦になった。Imran（訳注：おそらくImran Lala）とAtif（訳注：おそらくAtif Butt）という仁使いのプレイヤー仲間がいるので仁戦の経験はたくさんあったが、CherryBerryMangoはずっと強かった。
● AK戦についてだが、彼の試合を後ろで観て欠点を見つけていた。また、パキスタンにはポール使いが多くポール戦は沢山やっていたので、AKがキャラをポールに変えた時、勝ったと思った。
● プレイヤーネームは自分の好きなキャラ、KOF 2013のアッシュとポケモンのアッシュ（訳注：サトシの海外名）から（訳注：本名はArslan Siddique）。ArslanもAshが両方Aから始まるのもカッコよかった。
● ヒーローはチリのKOFプレイヤー・Misterioで、彼が使っていたユリ、アテナ、サイキとかを使っていた。鉄拳ではそういうプレイヤーはいないが、KneeやJDCRのプレイスタイルは好きで動画を観たりしていた。
● KOFで好きなキャラはバイス、キング、ユリ、アッシュ。元々女キャラを使うのが好きだったけど、今は勝つためにキャラを選んでいる。
● 一美を使い始めたきっかけだが、元々鉄拳7が出た時には影丸がその年の大会で優勝したのを見てジョシーを選んだ。それで友達のAdeelの一美と20先をやったら2-20で負けたので一美を使い始めた（笑）。サブはギース。
● アケコンの持ち方（参考）は、誰かを真似したものではなく自然にそうなった。左手は、人差し指と中指をレバーの上側に、残り2本の指（訳注：おそらく親指と薬指）を下側に、右手は指を立てるようにしてボタンの上に構える。
● 練習は家ではなくみんなで一緒にゲームセンターに行っている。家でオンラインをできるのは良いことだが、みんなとコミュニケーションを取って考えを共有することでもっと強くなれる。
● （スポンサーを求めているプレイヤーへのアドバイスを求められて）家にこもって練習しているうちは絶対にスポンサーを得られない。成功するかどうかはわからなくても、起業するみたいに、自分に投資し、リスクを冒さなければいけない。国際的な大会に出れば、たとえ優勝できなくても、良いプレイが出来ればスポンサーを得ることはできる。
● まだ正式には決まっていないが、次はフィリピンとかドバイ、マレーシア、シンガポールとかのアジアの大会に出る予定。
● 4月からTwitterに動画をあげたり、TwitchやYouTubeで配信する予定。
● 家は中流階級で裕福な訳ではない。父は10年前に亡くなり、母が経済的に支えてくれていた。2人いる兄弟も働いていたが、彼らも今は結婚して彼ら自身の家庭を守らなければならない。なので現在は家庭からの援助は受けていない。（訳注：こちらによれば2017年のパキスタンの1人あたりのGPDは1,541ドル。ただしスポンサーであるチームのvSlashはUAEのチームで、UAEの1人あたりのGDPは37,226ドル。日本は38,440ドル）
● 社会的にゲームは悪いことだと捉えられていて、ゲームが好きなことを話すと家で叱られたりする。
● ゲームセンターに行っていた子供の時から年上のプレイヤーにも勝っていたりしたので、ゲームの道を進んだら何か成し遂げられるのではと思っていた。大学含め学校では1位を取ったりと成績は良く、家族は今でも頭が良いと言ってくれる。
● 会計士になる道もあったがやめた。ゲームの為に他のことは全てやめた。強くなる為には、たくさんのことを犠牲にしなければならない。苦しみなくしては何も達成できはしない。
● ゲーム以外のことで好きなことはない。学校へ行っていた時も、みんなはクリケットをしていたが、自分はゲームセンターで鉄拳3とかKOF 2002をプレイしていた。ゲームを始めたのは鉄拳3から。真剣にプレイし始めたのは鉄拳6からで、国内で遠征するようにもなった。KOF（訳注：KOF 14のことか）は自分がパキスタン最強。
● 初めて大会に出たのは地元ラホールで行われた鉄拳6の大会。初めての（訳注：おそらく海外での）大会はオマーンだった。ちょっと緊張していたが、参加者も少なくパキスタンよりはレベルが低かったので割と楽に優勝できた。その後、TWTであるFV x SEAM（マレーシア）に参加して9位をとった。この2大会、Danishという（訳注：おそらく裕福な）友人に相談し、賞金を獲得できた時は山分けすることを条件に渡航費などを援助してもらい、ビザ取得も助けてもらった。
● オマーンの大会で優勝した際、現在のスポンサーであるvSlashから「もしTWTの大会で、うちのチームのジャージを着て10位以内に入ればスポンサーになる」と言われ、FV x SEAMで9位を取ることが出来たのでスポンサードされることになった。
● Kneeに勝って優勝したドバイのOUGだが、当初遠征をチームに相談した時は予算的に無理だと言われたが、予選大会であるPLG（訳注：おそらくこちら）には参加させてくれ、そこで優勝した。OUGにKneeが来ることはわかっていたので、「世界最強と目されるKneeと戦いたい」と説得し了解してくれたのでOUGに参加できた。KOF 14でも優勝したのでNeo Geo World Tour Finalsにも出場する。
● その際、Knee対策はしなかった。それまでに一生懸命頑張ったのでそれをぶつけようと思った。ただKneeの動画はたくさん観て、Kneeの一美戦のことは知っていたし、一美使いであるUlsanとの試合を見て、Kneeは一美が苦手なんだと思っていた。
● vSlashを1人で運営しているAlbanna（プレイヤー名Zantestu）は素晴らしい人間で、EVO Japanの為に日本に行った時もずっと一緒にいてくれて、インタビューや日本につくまでのトラブルについてのツイートの中でも彼が自分を助けてくれていることについては語らなかった。何かして欲しいことはないかとか聞いてくれたり自分のことを心配してくれるし、日本への遠征では3,000〜4,000ドルぐらいかかったのではないかと思うが、自分のことを信じてくれ、一銭の出し惜しみも見せない。だから自分は決して負ける訳にはいかないと肝に銘じた。
● EVO Japanで唯一敗北を喫したBoALuvbは、多くの韓国勢がディフェンシブで大きなリスクを犯さないのと違いものすごくアグレッシブで守勢にまわってしまった。内容は1本目ギースで2-3、2本目が一美で0-3、BoALuvbは一八。
● EVO Japanで一番きつかった相手はJimmyjtran（Mr. NAPS）。友達にブライアン使いがいるので楽に勝てると思っていたが、とても強く素晴らしいプレイヤーだった。あとはUlsanとノビ。
● CherryBerryMangoとはとても接戦になった。Imran（訳注：おそらくImran Lala）とAtif（訳注：おそらくAtif Butt）という仁使いのプレイヤー仲間がいるので仁戦の経験はたくさんあったが、CherryBerryMangoはずっと強かった。
● AK戦についてだが、彼の試合を後ろで観て欠点を見つけていた。また、パキスタンにはポール使いが多くポール戦は沢山やっていたので、AKがキャラをポールに変えた時、勝ったと思った。
● プレイヤーネームは自分の好きなキャラ、KOF 2013のアッシュとポケモンのアッシュ（訳注：サトシの海外名）から（訳注：本名はArslan Siddique）。ArslanもAshが両方Aから始まるのもカッコよかった。
● ヒーローはチリのKOFプレイヤー・Misterioで、彼が使っていたユリ、アテナ、サイキとかを使っていた。鉄拳ではそういうプレイヤーはいないが、KneeやJDCRのプレイスタイルは好きで動画を観たりしていた。
● KOFで好きなキャラはバイス、キング、ユリ、アッシュ。元々女キャラを使うのが好きだったけど、今は勝つためにキャラを選んでいる。
● 一美を使い始めたきっかけだが、元々鉄拳7が出た時には影丸がその年の大会で優勝したのを見てジョシーを選んだ。それで友達のAdeelの一美と20先をやったら2-20で負けたので一美を使い始めた（笑）。サブはギース。
● アケコンの持ち方（参考）は、誰かを真似したものではなく自然にそうなった。左手は、人差し指と中指をレバーの上側に、残り2本の指（訳注：おそらく親指と薬指）を下側に、右手は指を立てるようにしてボタンの上に構える。
● 練習は家ではなくみんなで一緒にゲームセンターに行っている。家でオンラインをできるのは良いことだが、みんなとコミュニケーションを取って考えを共有することでもっと強くなれる。
● （スポンサーを求めているプレイヤーへのアドバイスを求められて）家にこもって練習しているうちは絶対にスポンサーを得られない。成功するかどうかはわからなくても、起業するみたいに、自分に投資し、リスクを冒さなければいけない。国際的な大会に出れば、たとえ優勝できなくても、良いプレイが出来ればスポンサーを得ることはできる。
● まだ正式には決まっていないが、次はフィリピンとかドバイ、マレーシア、シンガポールとかのアジアの大会に出る予定。
● 4月からTwitterに動画をあげたり、TwitchやYouTubeで配信する予定。
No comments